ColumnUPDATE: 2022/05/22
~引き込まれるような青紫~
タンザナイト
12月の誕生石でもあるタンザナイト。
正式名称は『ブルーゾイサイト』と言います。
色石の中でも比較的最近に発見された宝石です。
タンザナイトの特長
タンザナイトの特長として、角度や光によって違った色が見える強い多色性があります。
発見当時はサファイアと考えられていたほど、濃い青を基調としますが、白熱光の下などでは紫がかって見えます。
タンザナイトはインクルージョン(内包物)が少ないため、深く澄んだ引き込まれるような色合いが特長です。
タンザナイトの歴史
1967年、タンザニア北部のメレラニ地方で、
透明度が高く、鮮明なバイオレットからブルーの色をした原石が土壌から露出した状態で初めて発見されました。
1968年、Tiffany & Company(ティファニー・アンド・カンパニー)が
その石を産出した国にちなんでタンザナイトと名付け、美しく希少な宝石として人気を得ることとなりました。
タンザナイトの石言葉
タンザナイトの石言葉は「高貴・冷静・神秘」。
知性と落ち着き、そして優雅な雰囲気を兼ね備えた、現代を生きる大人の女性にふさわしい宝石です。
原産国のタンザニアに暮らすマサイ族では、子どもが生まれると妻にタンザナイトを贈る習慣があるそうです。
新しい人生や出発を祝い、将来正しい方向へ導いてくれるともいわれています。
タンザナイトの取り扱い
モース硬度は6~7で宝石としては傷つきやすいので、取り扱いには注意が必要です。
また衝撃にも弱いため、超音波を利用したお手入れは行わないようにします。